わかさぎ外しを製作しました

気がつくとすでに2月、、、もうすぐワカサギシーズンが終了する時期ですが、「ワカサギ外し」を3Dプリンタを使って製作してみました。

「ワカサギ外し」とは、釣ったワカサギを手返しよく針から外すための治具のことです。釣り人たちが、アイアンクローのようなモノをバッカンに取り付けているのを見たことありませんか?Amazonに売っているやつですが、こういうやつです。

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ワカサギを吊るしたままラインをスリットに通して引っ張り上げると、あら不思議、ワカサギが手を汚すことなくスルッと取り外すことができます。ただし、針が下顎にかかっていたりすると、引っかかってなかなか取れない場合もありますが。。。

自作のワカサギ外しの不満点

この「ワカサギ外し」は100均の鉛筆キャップで自作している方が多いんですよね。私もやってみたのですがイマイチ。。。何がイマイチなのかというと3点ほどあります。

  1. なんかグラグラする
  2. スリット幅が微妙に広い
  3. ネジとか出っ張りが邪魔になる

そりゃ、鉛筆キャップを接着剤などで無理やりネジやナットに固定してるのですから。うまく接着できてなかったり、使っているうちに徐々にグラグラもして来ます。自分が使うだけだからとネジの処理もついつい甘くなります。

設計してみた

今回、ワカサギ外しを3Dプリンタを活用して自作するにあたり、以下のような設計方針を考えました。いや、真面目に作ろうと。

  1. 鉛筆キャップの内部には円筒状の芯をガチガチに通して固定できるようにする
  2. キャップの「返し」を重ねて配置できるようにする
  3. バッカン取り付け用のネジは、鉛筆キャップに埋め込む

ちなみに、作るのは「固定型」のワカサギ外しです。クリップ型だとグラついたり外れたりする可能性があるので、ストレスを減らすには固定型の方が良いと思います。

出来上がったのがコチラ。

3つのパーツからできています。これに鉛筆キャップをかぶせる形になります。鉛筆キャップの内寸は測定しようがないため、いろいろと試行錯誤した結果、円筒にスリットをつけることで微調整できるようにしました。

2つのパーツをかぶせるようになっているので、返しの部分でも鉛筆キャップのぐらつきを抑えることができています。

バッカン取り付け用のネジはM3を使っています。ホントはナットを円筒内に埋め込みたかったのですが、それをすると円筒の強度が大きく落ちるため、円筒には下穴だけを通して後からネジ山をつけるようにしました。取付時のネジを締めすぎるとダメになりますが、頻繁に取り外しするものでもないですし、常識的な力で取り付ければ大丈夫だと判断しました。

取り付け・使用感

実際に取り付けてみました。

ぐらつきもなく見た目もスッキリです。満足行く出来栄えになったと思います。

ブラックバージョンも作ってみました。