Oppo Reno Aのバキバキに割れた液晶パネルを自分で交換しました。多少の難はあるものの、いちおうパネル交換は自分でできて、スマホとしても起動するところまで確認することができました。
購入したパーツ
交換用のパネルはAliExpressで購入しました。ただし、Reno A は日本向けモデルなので、Reno A専用のパネルを検索しても該当するものは見つかりません。実はOppo Reno Zと同じパネルを使っているようで、そちらの6.4インチOLED LCDタッチスクリーンセット(6700円)を購入しました。
日本には注文からおよそ3週間で配達されました。プチプチにくるまれたうえで発泡スチロール製の容器に入って、そのうえから更にエアクッションで厳重に梱包されていました。中国からの発送は、ダンボールなんかだとボコボコになってくるのですが、今回はさすがに違いましたね。
分解作業
背面パネル
まずは背面パネルから剥がしていきます。
作業はけっこう大変で、背面パネルも液晶パネルも、フレーム全周に渡って強力な両面テープでガチガチに固められており、分解用のステンレス治具もなかなか歯が立ちません。
コツとしては、とにかくどこかの隙間にステンレス治具をねじ込み、あとは少しずつこじ開けつつ、浮いた隙間から見える両面テープを少しづつ直接切っていく感じになります。あまり奥深くまでステンレス治具を差し込むと内部を傷つけたり、最悪の場合はフレキを切断したりするので注意が必要です。これは背面パネルも液晶パネルも同じです。
また、両面テープは熱を加えると緩むのですが、Reno Aの背面パネルは樹脂製なので熱を加えてはいけません。変形してしまいます。
一箇所でもステンレス治具がねじ込めるとあとはカンタンだと思います。
基板類の取り外し
次に液晶パネルを取り外すために、基板類を取り外していきます。
液晶パネルにつながるコネクタは、上の写真でいうとスマホの左側面下部にあります。手前の黒いカバーを取り外すとそこに見えてきます。
表面に覆いかぶさっている黒いカバーのようなものはお財布ケータイ用のモジュールです。それを外してバッテリを抜き、その後に黒いカバーを外します。
そうすると、液晶パネルのコネクタが見えてきます。
液晶パネルの取り外し
これはヒートガンなどを使って両面テープを緩めないと外せないと思います。私はヒートガンを持っていなかったので、3Dプリンタのヒートテーブルを100℃にして、そこでスマホを熱しました。
それでもなかなか両面テープが緩まず、分解のために液晶パネルの縁の樹脂製のフレーム部分を破壊せざるをえませんでした。まあ、これはしょうがない。。。
写真を見るとわかると思いますが、液晶パネルが少し浮いているように見えます。フレームの樹脂パーツがないのでこうなってます。
組み立て
あとは新しい液晶パネルを接続し、その他バッテリやフレキ類を仮組して動作確認したあとに組戻していきます。
分解時にもともと使われていた両面テープはボロボロになっていると思いますので、新しい両面テープで各パーツを戻していってください。
まとめ
YoutubeでOppo Reno Aの分解動画がいくつか上がっているのですが、既に分解済みのものをいかにもいま分解しました的な画で見せていたりするので、鵜呑みにして作業をすると、ネジを外さずに部品を外すことになったりして余計なところを壊してしまいそうでした。
また、液晶パネルは修理できたものの、防水性は完全に失ってしまいました。この点はしょうがないと割り切るしかないです。
とはいえ、保護シートを貼ってケースを取り付ければ、液晶パネルの浮きもいちおう気にならずに使えるようになるかなとは思います。
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