ワカサギ電動リールの落下防止策について

背景

釣り道具を水面に落としてしまうことってありますよね。

特にワカサギ釣りの電動リールは小さいですし、寒くて手がかじかんでしまって「つい手が滑って」ということは”あるある”です。お子さんなんかは特に手が小さくて握力も弱いので、落としてしまいがちです。

落下防止の必要性

私が製作しているワカサギ電動リールは電子部品を極力減らした状態で使えるようにしています。また、電動リールのコアの部分をモジュール化することで、水没によりたとえモーターが壊れたとしても100円で簡単に交換ができるようになっています。

しかし!それはあくまでも水没したときにすぐに拾い上げたときのこと。落として「あっ」と言う間にどんどん沈んで拾えないという状態になってしまうこともあると思います。特に氷上の穴釣りなどでは、穴に落としてしまうと拾いようがない・・・かもしれません。

そんなときのために、落下防止の対策をしておくことは大事だったりします。

落下防止の方法

落下防止の方法としては2種類が考えられます。

  1. 紐でどこかに結んでおく
  2. フロートをつける

今回、この記事では①の紐でどこかに結んでおく、という対策を紹介します。

紐で結ぶデメリットとしては、取り回しで邪魔になるケースがあると思います。そのあたりは各自で工夫していただけると良いかなと思います。

必要な材料など

落下防止用の紐を取り付けるのですが、そのために必要な材料などを紹介します。

  • ドリル(ビットは2mm径) ※できれば電動の方がやりやすい
  • ストラップ(シンプルなやつ) → リンク
  • 釣具用のフック付きワイヤー → リンク

いちおう、前提としてはダイソー電消しのワカサギ電動リールを使用しているものとしています。他の釣具にはそのまま応用はできませんのでご了承ください。

ドリルはこんな感じ。2mm径です。ドリル本体はホームセンターなどで売ってるやっすいやつです。

加工手順

加工手順は以下のとおりです。

  • 電動字消しのケースに穴を開ける(2つ)
  • ストラップを通す
  • フック付きワイヤーと連結する

穴を開ける箇所は、写真の部分です。位置は「おおよそ」でいいです。

ただし、プラスチックが滑って穴を開けづらいと思いますので、先にキリなどで軽くマーキングしておいた方が良いと思います。そこにドリルをあてて穴を開けて下さい。ドリルは手動ではなく、電動の方が開けやすいと思います。(滑るので、電動の方が位置がズレないことに専念しやすい)

そこにストラップの紐を通します。

ストラップの反対のリングに、フック付きのワイヤーを接続します。

以上で加工は完了です。

使い方

使い方は簡単です。フックをどこかに引っ掛けるだけです。

叩き台の裏だったり、バッカンのロープだったりに引っ掛けてます。ワイヤーがクルクルと伸び縮みするので、普通のロープで結んでおくよりかは取り回しはしやすいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ストラップが貧弱じゃないの?とか、電消しのケースが割れるんじゃないの?とか心配はあるかと思いますが、壊れそうだったら交換して下さい。頑丈な材料を使って過剰品質なものを作る必要はないと思います。

フックの取り付け位置は取り回しにけっこう影響するので、各自で使いやすいところを見つけて取り付けて下さい。